リカバリーカレッジとは

「リカバリーカレッジ」ってなに?

リカバリーカレッジは、米国の Recovery Educationが源流となり2009年頃よりイギリスで実践が始まったリカバリーを促進する取り組みです。精神的困難を経験した当事者や支援者と呼ばれる専門職、また家族や地域住民らとリカバリーについて学びあう場です。ここでリカバリーカレッジが大切にしているのが、参加するみんなが立場を越えて講座の企画、運営、進行を行う「共同創造」です。
『リカバリーカレッジ多摩』も当事者と家族だけでなく、大学教員の学者、医師をはじめ医療従事者、福祉従事者という専門職たちが、また地域住民が運営委員に名を連ねています。そしてこのメンバー間に上下はなく、フラットな関係性のもと企画や運営を共同して行っています。参加者(学生)もこうした関係は変わりません。誰もが「対等」な学ぶ仲間です。学生が講師として講座を担うこともあります。

そもそも「リカバリー」ってなに?

リカバリーとは一人一人が自分らしく、望む人生を生きていく過程であり、単に病気からの回復や症状がなくなるというものではありません。誰もが主体的に進む方向を選び取り、歩んでいくことで「旅」にたとえられます。リカバリーは「その人らしく生きるための旅路」ですから、リカバリーカレッジ多摩では参加者(学生)のことを、『リカバリーの旅人』と呼んでいます。

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